駄文集

思ったことをただ書きます

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

寂しい女

私、寂しくなければそれでいいの。誰かと一緒に居られれば、それでいい。例えそうすることで完全に寂しさが拭いきれなくても、少しでさえ緩和することができるなら。 女の子はよくわからない。確かに話してて楽しいときはたくさんあるけれど、大抵は上っ面の…

冬の泡(仮)

ある日の浴槽に浸かった風呂上がり、髪がまだほのかに濡れているとき、ふと考えが及んだ。彼女が今何をしてるのか、ということだ。体が温かく満ち足りた気分だからなのか、それとも満ち足りた気分ゆえに自分だけがいる部屋の空虚さを感じ取ったからなのかは…

霜月、寂寥

夜の公園でベンチに座る。来る途中のコンビニでおでんと麦茶を購入した。おでんはたまご、大根、もち巾着、牛すじだ。頭上から照らされるライトがすんでのところで私を照らしている。私以外には誰もいない。 思い返すと、色々あった。ある物語の終幕、その中…