2022-06-19 意識を失いたくない夜に 詩 意識を失いたくない夜に 正気を失った太陽に 群れた有象と無象に 無限の広さを持つ一切の闇に 前頭葉肥大の化け物に 頭のない怪物に 莫大な機械に 古の掟ひしめく辺境に 2種類のものに そしてそれを押し付けてくる白黒に 轍を投げてくる人に 恩を着せてくる人に 雄弁な猿に 投げられたものを返さない霞に 否定を示すものに 肯定のみを行う人形に この全くいい加減な現実に 僕は抵抗する